著者
石郷岡 建
出版者
比較経済体制学会
雑誌
比較経済研究 (ISSN:18805647)
巻号頁・発行日
vol.52, no.2, pp.2_33-2_50, 2015 (Released:2015-07-07)
参考文献数
8

2003年に始まったウクライナ危機の背景には何があるのか? 大統領選挙を中心とした投票行動(政治的意思表示)から分析すると,独立以降の選挙では,常に,東西対立の問題が底流に流れており,住民の間のアイデンティティの違い,特に,使用言語の違いが大きな意味を持っている.国家統一のためには,住民のアイデンティティの統一が急務だが,現状では,その道筋は示されていない.ウクライナの将来は厳しい情勢にある.

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@kuon_amata 平野氏のウクライナに関する見解も石郷岡健氏の論文を読むと、プロパガンダぽいような感じを受けます‥ (なお、佐藤氏、露勤務時代に1年間ウクライナ語研修を受けていたらしいです) https://t.co/RvyQ5afkgQ
@nekopowder https://t.co/cborJ1nDpI こちらの論文をぜひ読まれてください。東西の分裂の様態の原因がまとめられていると思います。オレンジ革命から政治の腐敗によるマイダン革命やその後の東西対立の変化まで、これらは極めて民主的な意志との因果関係があると言えることがわかると思います。
@anonymous_post2 2)国家統一のためには,住民のアイデンティティの統一が急務だが,現状では,その道筋は示されていな い.ウクライナの将来は厳しい情勢にある. [キーワード:ウクライナ,大統領選挙,東西対立,ロシア語公用語化] https://t.co/P0z33H1Cjy
・ポロシェンコは西部ではティモシェンコの票を下回り、東部ではヤヌコヴィッチの票を下回る。https://t.co/NMagqv80lM P11 14年ウクライナ大統領選
・ヤヌコヴィッチの州別得票率とロシア語公用化賛成の割合は一致する。宗教や民族性は相関なし。https://t.co/NMagqv80lM P11
・ガリツィアとキエフ・ドニエプルの違い。反ロシアは双方の一致点である。https://t.co/NMagqv80lM P7 #ウクライナ https://t.co/59YWf61c0U
大きかった事実は頭の片隅においておかないと、その土地に長らくい住んでいた人の意思すら工作員にされてしまうので是非読んで、個人で各々で見解を出せばいいと思います。https://t.co/ZGIJ2bnyJD ウクライナ危機の背景の東西分裂とその行方 石郷岡 建
後で読んでおこう https://t.co/qhxKq3fJj2

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