著者
高橋 麻衣子
出版者
一般社団法人 日本教育心理学会
雑誌
教育心理学研究 (ISSN:00215015)
巻号頁・発行日
vol.61, no.1, pp.95-111, 2013 (Released:2013-09-18)
参考文献数
108
被引用文献数
3 1

書き言葉を読んで理解する能力は活字媒体から情報を取得するために必要な能力であり, これを効果的に育成することは学校教育の大きな目標の一つである。読解活動の形態には大きく分けて音読と黙読が存在するが, 読解指導の場面では最終的に黙読での読解能力を習得させることを目的としている。本論文では, 読解能力の発達段階によって音読が読解過程に及ぼす影響はどのように異なるのか, そして, 黙読での読解能力を習得する上で音読はどのような役割を担うのかを考察することを目的とした。まず, 成人と児童それぞれにおける音読の有用性を検討し, 読み能力によって音読の役割が異なることを示した。特に児童においては, 読解中に利用可能な認知資源の量が少なくても, 構音運動や音声情報のフィードバックによって音韻表象を生成し利用できることが, 音読の利点として挙げられた。そして, 読解中の音韻表象の生成と眼球運動のコントロールに着目して, 音読から黙読への移行についての仮説的モデルとこれに即した指導法を提案し, 今後の課題を述べた。

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教育心理学研究 61(1), 95-111, 2013 人はなぜ音読をするのか:読み能力の発達における音読の役割 高橋 麻衣子 どんな学習活動をするにせよ、その意味や意義を教師が理解し、さらにはそれを児童と共有して実施したい。… https://t.co/KAeJmLV8NH
音読をすることで黙読の力が上がる というのが面白いですね。 <参考文献> 高橋麻衣子「人はなぜ音読をするのか—読み能力の発達における音読の役割—」 教育心理学研究 2013年 61巻 1号 p.95-111 https://t.co/tB8iuAONbu

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