著者
外山 美樹
出版者
一般社団法人 日本教育心理学会
雑誌
教育心理学研究 (ISSN:00215015)
巻号頁・発行日
vol.63, no.1, pp.1-12, 2015 (Released:2015-08-22)
参考文献数
34
被引用文献数
4 1

本研究の目的は, 熟考を“結果に対する熟考”と“計画に対する熟考”に分けて測定できる認知的方略尺度を新たに作成し, その信頼性と妥当性を検証することであった。研究1より, “失敗に対する予期・熟考”, “成功に対する熟考”, “計画に対する熟考”ならびに“過去のパフォーマンスの認知”の4つを下位尺度とする認知的方略尺度20項目が作成された。また, 研究2より, 認知的方略尺度の信頼性(内的一貫性と時間的安定性)と一部の妥当性が確認された。研究3より, 認知的方略尺度の下位尺度の組み合わせによって, 4つ(防衛的悲観主義群, 楽観主義群, 悲観主義群, メタ認知低群)の異なった認知的方略パターンが確認された。4つの群の存在ならびに各群における特徴は, 先行研究とほぼ同様であり, 本尺度を用いて4つの異なった認知的方略パターンを抽出することが可能になったと言える。

言及状況

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@Kimihira0120 これですね study2でMessickの妥当性概念を適用してます(p.3) (論文の詳細は読んでいません) 外山美樹(2015) 認知的方略尺度の作成および信頼性・妥当性の検討 教心研 https://t.co/h2WYlq4g5A
【論文】外山 (2015) 認知的方略尺度の作成および信頼性・妥当性の検討/防衛的悲観主義者を特徴づける “熟考” という概念を細分化した尺度を作成。信頼性と妥当性に加え、下位尺度の組み合わせによって認知的方略の異なるパターンがみられることも確認。 https://t.co/3RPtx0lT8M https://t.co/QOCIc3J4KW

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