著者
水野 君平 太田 正義
出版者
一般社団法人 日本教育心理学会
雑誌
教育心理学研究 (ISSN:00215015)
巻号頁・発行日
vol.65, no.4, pp.501-511, 2017 (Released:2018-02-21)
参考文献数
28
被引用文献数
7 6

本研究の目的は,スクールカーストと学校適応の関連メカニズムについて,社会的支配志向性(SDO)に着目し,検討することであった。具体的には,自己報告によって生徒が所属する友だちグループ間の地位と,グループ内における生徒自身の地位を測定し,前者の「友だちグループ間の地位格差」を「スクールカースト」と定義した。そして,SDOによるグループ間の地位から学校適応感への間接効果を検討した。中学生1,179名を対象に質問紙調査をおこなった結果,グループ内の地位の効果が統制されても,グループ間の地位はSDOのうちの集団支配志向性を媒介し学校適応感に対して正の間接効果を持った。つまり,中学生において,SDOを介した「スクールカースト」と学校適応の関連メカニズムが示された。考察では,集団間の地位格差を支持する価値観を通して,高地位グループに所属する生徒ほど学校適応が向上する可能性が議論された。

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https://t.co/6RAzWjqars 他のは測り方思いつかないけど、カースト地位じゃなくナルシズム測ってなくない
@alpha_jikken 本能的か、社会によって作られたものかはわかりませんが 女子は平等主義志向性がたかく、男子は集団支配志向性が高いそうです 勿論、女子みんなが男子みんながそうであるわけではありませんが...傾向差が現れていて面白いなと思いました https://t.co/quaVYw10Ck
“中学生のスクールカーストと学校適応の関連” (1 user) https://t.co/2tpVFFHj5G
中学生のスクールカーストと学校適応の関連 https://t.co/1AcWqYSrEI

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