著者
若松 養亮 大谷 宗啓 小西 佳矢
出版者
一般社団法人 日本教育心理学会
雑誌
教育心理学研究 (ISSN:00215015)
巻号頁・発行日
vol.52, no.3, pp.219-230, 2004-09-30 (Released:2013-02-19)
参考文献数
27
被引用文献数
3

本研究は, 小・中学生を対象に, 学習意欲と「現在の学習活動が自身の成功や幸福の実現のために有効であるとの認知」(学習の有効性認知) との関係について検討した。学習の有効性認知は,「学習内容や活動の意義や正統性を認める (a)」,「将来の職業や生活で役立つ (b)」,「進学や就職の試験で役立つ (c)」,「有効性を認めない (d)」という4カテゴリーを設定した。分析の結果, 小・中学生どちらにおいても,(1) 学習の有効性認知と学習意欲の間には正の関係があること,(2) 各カテゴリーの有効性認知を強く有する人を比較すると, a, b, c, dの順で学習意欲が高いこと,(3)「好きな教科の多少」で統制しても, 学習意欲は有効性認知a, b, c, dの順に高いこと, が明らかとなった。

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@.mickeyhat https://t.co/AafCWcijsA の場合る学習 の有効性 認知 と学習意欲 の関連を統計調査して相関ありという研究をしたわけですが、おっしゃっている論だと、このような研究は存在しないことになるのでは? https://t.co/gMcKxoiUzo
ぐぐっても学習意欲を上げるHow toばっか引っかかって、せいぜい学習の有効性認知と意欲の相関研究 https://t.co/AafCWcijsA が引っかかるくらいで、著しくggrbilityがない。 https://t.co/lzlEXqbl9G

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