著者
三島 浩路
出版者
日本グループ・ダイナミックス学会
雑誌
実験社会心理学研究 (ISSN:03877973)
巻号頁・発行日
vol.47, no.2, pp.91-104, 2008 (Released:2008-03-19)
参考文献数
32
被引用文献数
1

本研究は,親しい友人から小学校高学年の頃に受けた「いじめ」が,その後の学校適応や友人関係などに与える影響を検討することを目的にしている。 高校生約2,000名を対象に,学校適応・友人関係,及び,親しい友人から小学校高学年の頃に受けた「いじめ」体験・小学校高学年当時の友人関係などに関する調査を行った。 その結果,親しい友人から小学校高学年の頃に受けた「いじめ」体験は,男子に比べて女子に多いことが示唆された。また,親しい友人からの「いじめ」を小学校高学年の頃に体験しなかった生徒に比べ,そうした「いじめ」を体験した生徒は,高校生になってからも学校不適応感をより強くもち,友人に対しても不安・懸念が強いことなどが示唆された。特に女子に関しては,中学生の頃,進学する高校などを考える進路選択の相談相手などにも,親しい友人から小学校高学年で受けた「いじめ」が関連することが示唆された。

言及状況

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[*性*][PDF][親密さと暴力の関係] 『小学校高学年で親しい友人から受けた「いじめ」の長期的な影響 ―高校生を対象にした調査結果から―』/「小学校高学年の頃に受けた「いじめ」体験は,男子に比べて女子に多い」

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【実験社会心理学研究・掲載論文】三島浩路(2008) 小学校高学年で親しい友人から受けた「いじめ」の長期的な影響 ―高校生を対象にした調査結果から― https://t.co/9ww3hHPNWc
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