著者
早瀬 良 坂田 桐子 高口 央
出版者
日本グループ・ダイナミックス学会
雑誌
実験社会心理学研究 (ISSN:03877973)
巻号頁・発行日
vol.52, no.2, pp.104-115, 2013 (Released:2013-03-09)
参考文献数
38

医療機関では,質の高い医療サービスの提供が求められている。本研究では,医療の質の指標の1つである患者満足度について,医療を提供する側である看護師と医療を提供される側の患者の両者の評価を用い,特に職種間の協力によるチーム医療に着目し,患者の満足度との関連を検討した。調査対象者は外来患者290名,入院患者205名,看護師108名であった。分析の結果,以下のことが示された。(1)外来患者は医師の接遇評価が肯定的であるほど,外来診療への満足度が高い。(2)入院患者は,病棟看護師の接遇評価および医療従事者間の連携評価が肯定的であるほど,入院生活への満足度が高い。(3)さらに,看護師が他者と協力して業務遂行しているという自己評価は,医療従事者間の連携に関する患者の評価を介し,患者の入院満足度を規定した。以上の結果から,質の高いサービスを提供するためには,看護師が他職種と連携することで,患者の満足度を高めることが重要である可能性が示唆された。

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【実験社会心理学研究・掲載論文】早瀬良・坂田桐子・高口央(2013) 患者満足度を規定する要因の検討 ―医療従事者の職種間協力に着目して― https://t.co/1QOIhBRipo
【実験社会心理学研究・掲載論文】早瀬良・坂田桐子・高口央(2013) 患者満足度を規定する要因の検討 ―医療従事者の職種間協力に着目して― https://t.co/1QOIhBRipo

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