著者
胡 啓慧 野中 陽一
出版者
日本教育工学会
雑誌
日本教育工学会論文誌 (ISSN:13498290)
巻号頁・発行日
vol.41, no.2, pp.137-147, 2017-09-10 (Released:2017-09-29)
参考文献数
17
被引用文献数
1

本研究は,事前学習を前提とした発表聴講及び討論から構成される輪読式学習において,授業外学習及び討論の充実を目指し,深い学習を促すための改善を試みた.対面学習を基本とした輪読式学習に,発表聴講と討論をオンラインで行うオンライン学習と,発表聴講はオンラインで事前に行い,討論は対面で行う反転学習の二つの学習形態を部分的に組み入れ,3つの学習形態が深い学習に及ぼす影響について分析した.3つの学習形態の授業前後の学習アプローチ得点に対する分散分析,対面討論及び電子掲示板での討論に対する記述分析及びインタビュー分析により,輪読式学習をオンライン学習及び反転学習で行うことは深い学習を促す可能性が示唆された.そして,オンライン学習では知識の整理や発言の見直しが行われ,全体論的な理解が深まる可能性があり,反転学習では学習者の主体性や理解度といった個人差に対応できる可能性が示唆された.

言及状況

外部データベース (DOI)

Twitter (1 users, 1 posts, 0 favorites)

アクティブラーニングの研修会に出て以降「教え方そのものの研究」を学んでいなかった自分を自覚&反省し,いくつか論文を読み始めている。ゼミでよく行われる「輪読」のさせ方の研究,なんていうのもある!https://t.co/bKgXdVdpvv

収集済み URL リスト