著者
松浦 李恵 岡部 大介 渡辺 ゆうか
出版者
日本教育工学会
雑誌
日本教育工学会論文誌 (ISSN:13498290)
巻号頁・発行日
vol.44, no.3, pp.325-333, 2021-03-10 (Released:2021-03-15)
参考文献数
11

本論文では,高等学校のコンピュータルームに3D プリンタやレーザーカッターといったデジタル工作機械を取り入れ,「情報科」の授業カリキュラムを実施した事例を報告する.授業を受けた生徒は182人である.本授業実践において,生徒らはアイデアを発想し,形にする方法を学んだ.制作過程は生徒らによってドキュメント化された.調査者は,実践者として授業に関わりながら,授業の動画撮影,生徒への質問紙調査と,生徒と教員への半構造化インタビュー,フィールドノートへの記述を行った.本論文では,学習者の成果や学習者の振り返りに関するデータを示すことを通して,デジタル工作機械を用いたSTE(A)M 教育について議論を深める.

言及状況

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弊社のFABLABも早く整備されないかな (そういえばtongali houseには3D printerがあるんだっけ) 高等学校におけるFABLAB の公教育導入実証実践の事例報告 2021 https://t.co/ygwqWpHnOg
日本では貴重な Makerspace in School に関する議論。「提出課題」としてでなく制作記録を活用するのは難しいらしい。 松浦李恵, 岡部大介, & 渡辺ゆうか. (2021). 高等学校におけるFABLABの公教育導入実証実践の事例報告. 日本教育工学会論文誌, 44(3), 325–333. https://t.co/VWuuG9cT1e

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