著者
新原 俊樹
出版者
一般社団法人 日本教育工学会
雑誌
日本教育工学会論文誌 (ISSN:13498290)
巻号頁・発行日
vol.45, no.Suppl., pp.1-4, 2021-12-20 (Released:2022-02-02)
参考文献数
7

博士論文の体裁や公表,その利用に係る実状と課題を明らかにするための事例研究として,2013年4月以降に九州大学が公開した博士論文の書誌情報と全文ファイルのページ数,閲覧回数を解析した.論文の執筆言語を分野別に見ると,理系分野ほど英語の論文が多く,文系分野ほど日本語の論文が多い傾向が見られた.一方,学術分野のように審査部局によって言語の選択状況が異なる事例もあった.論文ファイルのページ数は,特に文学,教育学,法学の各分野で多くなる傾向が見られた.言語別のページ数に有意な差は認められなかった.言語別の論文の閲覧回数については,英語論文1編当たりの閲覧回数が日本語論文の閲覧回数を大きく下回る結果となった.

言及状況

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[九州大学] "2013年4月以降に九州大学が公開した博士論文の書誌情報と全文ファイルのページ数,閲覧回数を解析した"

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これなんだよね https://t.co/EHG591oSP1 https://t.co/onErHxwnxQ
修論・博論の分量が、僕の指導学生は他の(副査とかでみている)学生よりも短くなりがちなのだけど、これは分野の違いによるのかなあ。つまり、音声学の論文は文法の論文より短くなりがちなのだと思う。 ちなみにリンク先の論文おもしろい。分量は概して文系>理系。 https://t.co/3D8TU2MP51
興味深かった。特に図3(スクショしたい気持ちをおさえた)/博士論文の執筆言語とページ数・閲覧回数との関連 https://t.co/kw9LVr5z4o

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