著者
松島 るみ 尾崎 仁美
出版者
一般社団法人 日本教育工学会
雑誌
日本教育工学会論文誌 (ISSN:13498290)
巻号頁・発行日
pp.S45006, (Released:2021-09-13)
参考文献数
13

本研究の目的は,オンライン授業に関する評価と自己調整学習方略,自己効力感,協同方略,学習の持続性や積極的関与の関連を検討することであった.大学生104名を対象に調査を実施し,重回帰分析を行った結果,オンライン授業に対する自己効力感がオンライン授業の評価に最も強く影響したことから,学習者がオンライン授業の学習効果を実感し,うまく学習を進めていく自信を持つことが出来るかどうかが重要であることが示唆された.また,学習への積極的関与がオンライン授業の評価に負の影響を示したことから,学習意欲が高い学習者は,対面授業と比べて,学習環境や学習デザインに不十分さを感じている可能性も示唆された.

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オンライン授業への評価と、学習方略・自己効力感・持続性・積極的関与の関連を検討した研究。自己効力感が総じて正の関連。動機づけ調整方略も課題に対する努力に正の関連。一方で、積極的関与、情動調整方略、協同方略は負の関連も。 【論文】松島・尾崎(2021) 教工論 https://t.co/IlbA7rzDqI https://t.co/KhN2xf4OMP

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