著者
直江 将司 阿部 真 田中 浩 赤間 亮夫 高野 勉 山崎 良啓 藤津 亜季子 原澤 翔太 正木 隆
出版者
日本森林学会
雑誌
日本森林学会誌 (ISSN:13498509)
巻号頁・発行日
vol.99, no.1, pp.34-40, 2017-02-01 (Released:2017-04-03)
参考文献数
32
被引用文献数
1

放射性セシウムの空間分布の実態を評価し,空間分布に影響している要因を検討することを目的として,2011年と2012年に茨城県北端の落葉広葉樹林内に61個のリタートラップを設置し,回収したコナラ落葉の放射性セシウム濃度を測定した。落葉の放射性セシウム濃度と落葉採取地点の斜面方位,傾斜度,落葉量の関係を調べたところ,2011年において,コナラ落葉の放射性セシウムの空間分布は一様ではなかった。東向き斜面の落葉の放射性セシウム濃度は西向き斜面の落葉のものよりも高く,また落葉量が大きいほど落葉の放射性セシウム濃度が高かった。2012年においても,空間分布の偏りは小さくなったものの同様な傾向がみられた。これらの原因としては放射性セシウムが原発事故時に大量放出された際の風向きが調査地付近では東風であったことなどが考えられた。

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13 13 https://t.co/twyHLdU1UT
コナラ落葉に含まれる放射性セシウムの空間分布に斜面方位と落葉量が与える影響 https://t.co/pDobAJS4j5 …  2017年 ”しかし浅根性樹種の放射性セシウム空間分布は,活発な経根吸収を反映して林床での放射性セシウムの移動の影響を強く受けているかもしれない。”
論文(無料): コナラ落葉に含まれる放射性セシウムの空間分布に斜面方位と落葉量が与える影響 https://t.co/cx0pYsjft9  2017年、直江(森林総研)ら。2011~2年の茨城県北端のコナラ落葉について。京大、東京農工大の研究者らとの共同調査。日本語。

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