著者
飯村 大智
出版者
日本音声言語医学会
雑誌
音声言語医学 (ISSN:00302813)
巻号頁・発行日
vol.57, no.4, pp.410-415, 2016 (Released:2016-11-29)
参考文献数
9
被引用文献数
1

吃音が就労にさまざまな影響を与えることが国外の研究で指摘されているが,本邦で吃音に関する就労調査はごくわずかである.本調査では吃音者55名を対象に就労に関する質問紙調査を実施したので報告する.結果,多くの回答者は吃音が職業選択に影響を与え,就労後には電話を始めとした場面で困難を抱えていることが示唆された.半数の回答者が吃音の理解を周囲から得られており,吃音のカミングアウト(周囲に表明)をしていない人よりもしている人のほうが,また事務職よりも専門・技術職の人のほうが,より吃音の理解を得られていることが示された.「吃音を理解する」「言葉が出るまで待つ」のような環境面での合理的配慮の必要性が示唆される.

言及状況

外部データベース (DOI)

Twitter (6 users, 6 posts, 7 favorites)

1 1 https://t.co/PtPqdmWKcl
多くの吃音者は吃音が職業選択に影響を与え,就労後に電話等の場面で困難を抱え、半数が吃音の理解を周囲から得ており、吃音のカミングアウトをしていない人よりもしている人のほうが、事務職よりも専門・技術職の人のほうが、吃音の理解を得られているhttps://t.co/Um0jhxmEvF

収集済み URL リスト