著者
佐藤 公則 栗田 卓 佐藤 公宣 千年 俊一 梅野 博仁
出版者
日本音声言語医学会
雑誌
音声言語医学 (ISSN:00302813)
巻号頁・発行日
vol.58, no.4, pp.301-309, 2017 (Released:2017-10-20)
参考文献数
55

1)ヒト声帯の黄斑は,声帯振動のために必須である声帯粘膜の細胞外マトリックスの代謝に関与し,ヒト固有の声帯粘膜の層構造を維持していることが示唆されている.2)ヒト声帯の黄斑は,ヒト声帯の成長・発達・老化に関与していることが示唆されている.3)ヒト声帯の黄斑には,声帯の線維芽細胞とは異なった間質細胞,すなわち細胞突起をもち,ビタミンAを貯蔵した脂肪滴を細胞質にもつ声帯星細胞が密に分布している.4)ヒト声帯黄斑は幹細胞ニッチであり,黄斑内の細胞は組織幹細胞であることが示唆されている.5)ヒト声帯の細胞と細胞外マトリックスの研究は,喉頭,特に声帯の生理学・病理学・病態生理学の基礎的研究になるばかりでなく,組織工学,再生医療の基礎的研究として臨床に寄与する.

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ヒト声帯黄斑の機能 ―ヒトはなぜ一生発声できるのか― https://t.co/8padObpudQ “ヒト声帯の黄斑は…声帯粘膜の層構造を維持している”“ヒト声帯の黄斑は,ヒト声帯の成長・発達・老化に関与”“ヒト声帯の黄斑には…ビタミンAを貯蔵した脂肪滴を細胞質にもつ声帯星細胞が密に分布”
ヒト声帯黄斑の機能 ―ヒトはなぜ一生発声できるのか― https://t.co/SxbYjHSOrx

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