著者
富田 直樹 仲村 昇 岩見 恭子 尾崎 清明
出版者
日本鳥学会
雑誌
日本鳥学会誌 (ISSN:0913400X)
巻号頁・発行日
vol.62, no.2, pp.143-152, 2013 (Released:2013-11-21)
参考文献数
32

2011年10月から2012年3月までに日本全国14県17ヶ所において,渡り・越冬中のオオジュリンで,尾羽の形成不全(以下,尾羽異常とする)の個体が頻繁に観察された(5,541個体中767個体,13.8%).尾羽異常個体は,ほとんど幼鳥であった(97.3%).尾羽異常の形態は,以下の3型のいずれかに明確に分類された;虫食い状欠損型(45.9%,約1 mmの穴が数ヶ所開いている状態や,羽枝が途中で溶けたようになり,その先が欠損している状態),成長異常型(14.5%,伸長か不全の2種類で,正常羽と比較して,伸長で5.0±3.0 mm(平均±標準偏差)長く,不全で5.8±3.1 mm短かった),及びこれらが同時に観察される複合型(39.6%).虫食い状欠損型は尾羽中央3対に,成長異常型は中央2対に高頻度で観察された.その他ホオジロ科鳥類3種,ホオジロE. cioides(91個体中4個体,4.4%),カシラダカE. rustica(229個体中3個体,1.3%),及びアオジE. spodocephala(1,066個体中16個体,1.5%)でも同様の異常が少数例観察された.

言及状況

外部データベース (DOI)

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【渡り鳥オオジュリン、尾羽に異常 山階鳥類研】  オオジュリンという小型の渡り鳥の尾の羽根に、2011年秋から、虫食い状に欠けていたり長さがふぞろいだったりする異常が広がっていることが、山階(やましな)鳥類研究所の調査で確認された。原因はわかっていないが、寄生生物や未知の感染症、放射性物質の影響などを可能性としてあげている。 http://altmetrics.ceek.jp/article/ ...

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@dynamicsoar ちょっと気になったので軽く調べてみたらオオジュリンですかね。 https://t.co/sA4YGaSNWn https://t.co/vqW9vR2tj8 参考文献のツバメのハジラミの例も眺めてみましたが、割と似てるような…? https://t.co/8SDGOr72vv
2011/2012年に日本全国で観察されたオオジュリンを主としたホオジロ科鳥類の尾羽の異常(有料) https://t.co/9NWY4GYld3 2012年日本鳥学会要旨 http://t.co/cnrxK7zjF2(B4) http://t.co/DSAaN83UJi
サーバーメンテナンス終わったっぽい→Abnormal tail feathers in the Common Reed Bunting and other Emberiza species in Japan, 2011/2012 https://t.co/1vvivEGGJc
現在サーバーメンテナンス中で論文は読めない→https://t.co/H2Xk1Y3uNw 2011/2012年に日本全国で観察されたオオジュリンを主としたホオジロ科鳥類の尾羽の異常

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