著者
富澤 崇
出版者
一般社団法人 日本薬学教育学会
雑誌
薬学教育 (ISSN:24324124)
巻号頁・発行日
vol.4, pp.2020-003, 2020 (Released:2020-04-02)
参考文献数
18

テクノロジーの進歩,制度改革,社会構造や価値観の変化を受け,薬剤師の職務内容や範囲,薬剤師の需給バランスが変わっていくと考えられる.したがって,薬学部出身者としての職業人生を豊かなものにするためには,将来に向けたキャリアデザインが必要である.しかしながら,薬学生・薬剤師はキャリアデザインの必要性を感じていないのではないだろうか.そこには,キャリア教育を充実させる意識が大学に欠けていることが根本的な原因として考えられる.その解決のためには,自己を知ること,労働市場を知ること,労働とは何か,キャリアとは何かなどを学習するためのカリキュラムを構築すること,薬剤師のキャリアに関する研究を推進すること,そしてキャリア教育の必要性を認知させるために,学会やメディアを通じて大学教員に啓発活動を行うこと,があると考えられる.

言及状況

外部データベース (DOI)

Twitter (18 users, 18 posts, 71 favorites)

あとで読む。 J-STAGE Articles - 薬剤師のキャリアデザインとキャリア教育の必要性 https://t.co/ygNccWmG5K
病院薬剤師として専門職能を高めることにやりがいを感じていました.それと同時に,一つの専門性を深堀し続けることへの漠然とした不安感もありました. J-STAGE Articles - 薬剤師のキャリアデザインとキャリア教育の必要性 https://t.co/Tio8gMdKid
アカデミックなこともやっています。
薬学部だから薬剤師にならなくてはならないということはない。 多様な職業選択が出来ることを学生には知っていただきたい。 薬剤師はキャリアデザインが苦手というのはその通りだと思う。 まさに今、それを感じている。 薬剤師のキャリアデザインとキャリア教育の必要性 https://t.co/aLu2SDbG6q
2019年に開催された第4回日本薬学教育学会大会のシンポジウム「薬剤師の職能発展とキャリア開発論―多様化の時代に求められるキャリアの考え方―」での議論に加筆する形で論点を整理 【薬学教育 2020年4巻】 薬剤師のキャリアデザインとキャリア教育の必要性 https://t.co/NeqiqwuEXv
【#キク勉】キャリア教育の必要性を認知させるために学会やメディアを通じて大学教員に啓発活動を行うことがあると考えられる。 自分はそうは思わない。 J-STAGE Articles - 薬剤師のキャリアデザインとキャリア教育の必要性 https://t.co/uRUe3Zhr9I

収集済み URL リスト