著者
小牧 元 前田 基成 有村 達之 中田 光紀 篠田 晴男 緒方 一子 志村 翠 川村 則行 久保 千春
出版者
一般社団法人 日本心身医学会
雑誌
心身医学 (ISSN:03850307)
巻号頁・発行日
vol.43, no.12, pp.839-846, 2003-12-01 (Released:2017-08-01)
参考文献数
11
被引用文献数
3

われわれは先にアレキシサイミア評価のための構造化面接法を開発した.今回,引き続きアフレキシサイミアの自記式質問紙Toronto Alexithymia Scale-20 (TAS-20)日本語版の信頼性と因子的妥当性を検討した.対象は健常群347名と心身症・神経症などの患者群940名である.両群で3因子構造モデルは確証的因子分析により確認,再現された.質問紙全体としてほぼ満足できる内容であり,テスト-再テスト間の安定性も高いことから,日本語版TAS-20の信頼性および因子的妥当性は支持された.ただし,第3因子の外的志向に関しては内的一貫性が低く,その質問項目の均質性には問題があり課題として残された.

言及状況

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アレキシサイミア尺度について知りたい。
アレキシサイミア尺度について知りたい。

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トロントアレキシサイミア尺度(TAS-20)……ですか https://t.co/E170rvwtZT
日本語版The 20-item Toronto Alexithymia Scale (TAS-20)の信頼性,因子的妥当性の検討 https://t.co/U7GISj4W25 めっちゃピンと来る特徴が並んでますね。そうそう、自分が興奮してるのがわかっても怒りなのか悲しみなのか恐怖なのかよくわからないことがある。文脈次第では推測できるだろうけど https://t.co/umda4nclHl

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