著者
佐々木 真爾
出版者
一般社団法人 日本農村医学会
雑誌
日本農村医学会雑誌 (ISSN:04682513)
巻号頁・発行日
vol.49, no.4, pp.618-625, 2000-11-30 (Released:2011-08-11)

わが国は欧米諸国に比べて蜂刺されによる死亡例が多く, 年平均30件を越えている。林野庁では, 国有林野の管理経営に携わる職員が業務中に蜂刺されによって死亡する災害が発生していることから, この対策について研究・検討してきた結果, 米国製自動注射器Epipen (以下「エピペン」と略す) を導入し, 職員に携行させて蜂刺されによる急激なアナフィラキシーショックが現れた場合, 自己注射することで対応した。その結果, 5年間に自動注射器エピペンの使用事例が10例, そのうち効果が認められ救命できたのが9例となっている。この対策のための検討会委員として携わったことから, 平成7年以降平成11年までの使用症例とその成果について報告する。

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アナフィラキシーに対するアドレナリン自己注射は、厚労が承認する前に、林野庁が「治験的扱い」で、蜂刺されに対処できるように、林業現場職員に所持させていたんですよ。エピペンの導入、世界から遅れているんですよ、.... https://t.co/7BM4t9jDl2
林野庁<農林水産。https://t.co/ix8ALIazIV https://t.co/e25qTbNG3h

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