著者
二木 立
出版者
The Japanese Association of Rehabilitation Medicine
雑誌
リハビリテーション医学 (ISSN:0034351X)
巻号頁・発行日
vol.19, no.4, pp.201-223, 1982-07-18 (Released:2009-10-28)
参考文献数
53
被引用文献数
41 18

脳卒中患者のリハビリテーション後の最終自立度が,(1)患者の年齢,(2)各時期の自立度,(3)臨床的諸因子の組み合わせにより,早期にどの程度予測可能かを検討した.対象は発症後第30病日以内に入院した脳卒中患者406人で,平均年齢は67.0歳である.自立度は,屋外歩行,屋内歩行,ベッド上生活自立,全介助の4段階に分類し,臨床的諸因子としては,運動障害の他に,意識障害,痴呆,夜間せん妄等12因子を選んだ.これら諸因子を組み合わせて作製した予測基準により,入院時自立歩行不能患者のうち,7割は入院時に,8割は入院後2週時に,9割は同1月時に,最終自立度が予測可能であった.

言及状況

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@be_fu1 流石のおいらもそれは恐れ多すぎる… https://t.co/9c2QBfyTeu
対象は発症後第30病日以内に入院した脳卒中患者 発症から入院までの期間は中央値が第2病日、平均値が第6病日 これを無視したらアカン
@yamamiti2011 できれば5年、せめて10年以内の文献にしたいですね。 ときどき優秀な実習生が脳卒中症例のレジュメに予後予測の文献を引用するのですが、ニ木先生の文献を引用すると、時代が違いすぎると必ずツッコミが入ります。 こちらは有名な文献ですが、1982年(40年前)ですからね。 https://t.co/7UAXrhb9Ko
認定理学療法士の勉強してるけど、脳卒中の予後予測はまだ1982年のこの論文が引用されている。 何回も目にしたけど、23ページ色んな視点から記載ある。 院内発表でもよく目にするけど、しっかり中身見て引用してるのかなー?? https://t.co/BEKvUvZ6Ax
とりあえず https://t.co/w2nMrK0on9

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