著者
福本 貴彦
出版者
公益社団法人 日本リハビリテーション医学会
雑誌
The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine (ISSN:18813526)
巻号頁・発行日
vol.53, no.10, pp.779-784, 2016-10-18 (Released:2016-11-17)
参考文献数
13
被引用文献数
2

足関節は複雑な構造をしているかと思いきや,いたってシンプルな構造である.しかも,その構造は合目的的であるため,構造の理屈がわかれば理にかなった動きをしていることがわかる.ここで述べる距腿関節・距骨下関節・遠位脛腓関節は,それぞれの形状によりその動きが規定され,画一的な方向への運動が起こる.リハビリテーション場面では,このような関節運動学上の特性を理解し,内容を踏まえ,定義的な単純運動方向(一方向)である底背屈・内外反などといった3次元空間の定義ではなく,足関節が本来有する運動方向への動き(背屈+外反,底屈+内反)によって運動療法を行うべきであろう.

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@ebato_harikyu 私もあまり考えてこなかったのですが、下腿部の筋腱だけでは説明できないような気がしてきて足部に着目しました。 先ほどの件ですがシンプルに考えると、そもそも距腿関節は背屈時に外反を伴うので、内反させながら背屈できないですね。 https://t.co/chG1iY3LAa https://t.co/zK1o8Gn4NY
肩関節に続き、足関節に関する特集も
@TdhhXvh5spkjTqE こんなのはいかがでしょうか? J-STAGE Articles - 足関節のバイオメカニクス https://t.co/tWiHZajfyC もしくはこちらとか? https://t.co/YVDudAbDwW

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