著者
津田 英一
出版者
公益社団法人 日本リハビリテーション医学会
雑誌
The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine (ISSN:18813526)
巻号頁・発行日
vol.54, no.10, pp.740-745, 2017-10-18 (Released:2017-12-04)
参考文献数
13
被引用文献数
2 2

骨格筋は身体運動を行うための最終的な出力器官としての役割を担っている.その最小単位は筋原線維を構成する筋節であり,収縮タンパク質であるミオシンとアクチン間で滑走が生じることで筋は収縮する.筋に発生する張力はその生理的断面積と,筋収縮速度はその筋長と相関し,筋の基本的な機能的特性を決定づける.臨床的に測定される筋力は,関節運動によって発生するモーメントによって提示されることが多く,筋張力以外にも関節の構造や屈曲角度の影響を受ける.筋力増強にはさまざまな原則や特異性が存在するため,それらを十分理解したうえで処方することが効率よく増強効果を得るために必要である.

言及状況

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負荷として全力の2/3以上の出力らしいが必要らしい (心理的な限界が物理的限界の70~80%とあるがそれは計算されているのだろうか?) https://t.co/VV2hYLIWzY
筋全体の収縮距離は筋節の収 縮距離の加算となるため,筋節が同時に収縮を起 こすと筋線維長が長い筋ほど単位時間あたりの収 縮距離は長くなる(筋収縮速度が速くなる) (引用元、リンク 4ページ目 筋長の項) (グラフはイメージ、速度が負になるのは伸張性収縮) https://t.co/2CM38kPIDN https://t.co/wLeFr60b25
https://t.co/Cl5of1oyMS あとでよむ

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