著者
安東 範明
出版者
公益社団法人 日本リハビリテーション医学会
雑誌
The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine (ISSN:18813526)
巻号頁・発行日
vol.56, no.2, pp.101-104, 2019-02-18 (Released:2019-04-03)
参考文献数
15
被引用文献数
2

小脳性運動失調を呈する代表的な神経変性疾患は脊髄小脳変性症である.理学療法は疾患の初期から開始し,歩行がいまだ自立している軽症の時期,歩行が不安定になり移動に介助を要する中等度障害の時期,転倒の危険が大きくなり全身の機能障害が進んだ重度の時期と,ステージに応じて必要な訓練を選択して行う.エングラムの形成のため反復訓練を行うが,目標とする運動行為が達成困難な場合は部分法をとる.運動失調性歩行の改善に重錘負荷は効果がある.歩行解析を手法として個々の症例に適切な重錘負荷を求め,さらに靴底の形状を工夫した靴型装具の開発の試みについて紹介する.また,標準的と考える靴型装具の形状についても紹介する.

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朝に投稿し損ねていた。 ☑︎重量負荷型靴型装具を導入し、SCD患者の転倒が減ったという報告 ☑︎靴型装具による影響もあると思うが、外側ウェッジの効果も大きいと感じる

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