著者
笹野 寛 水落 雄一朗 伊藤 彰師 薊 隆文 藤田 義人 祖父江 和哉
出版者
日本臨床麻酔学会
雑誌
日本臨床麻酔学会誌 (ISSN:02854945)
巻号頁・発行日
vol.31, no.3, pp.375-384, 2011 (Released:2011-06-28)
参考文献数
7

硬膜外カテーテル挿入を超音波ガイド下に行うと,穿刺予定の硬膜外腔がある椎弓間隙の位置に合わせて,皮膚刺入点,穿刺方向,深さを決めることができる.これらの利点により,穿刺の安全性の向上,患者の快適性の向上,穿刺にかかる時間の短縮などを期待できる.2008年1月に英国のNICE(National Institute for Health and Clinical Excellence)が超音波ガイド下硬膜外カテーテル挿入に関するガイダンスを発表し,挿入困難が想定される状況下では有用であるかもしれないと述べている.本稿では,2008年5月より導入した,われわれの施設における18ヵ月の経験をもとに,傍正中斜矢状面像を用いた超音波ガイド下硬膜外カテーテル挿入法のピットフォール,今後の課題について述べる.

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@honjio69 @pandanesth 腰椎レベルは https://t.co/RP1Tv4BZSN 胸椎レベルは 麻酔科医のための知っておきたいワザ22 [書籍] の森本先生の記載を参考にしています
@citrus2143 @honjio69 いきなり難しい症例から始めると無理なので簡単な人からはじめるのをおすすめします。深さ、方向、椎弓間隙があいてるかどうかもある程度わかります。ネットの文献ですぐ手に入るのがこれですね https://t.co/FVbcr2aHti
@JE1NUH @anesthe_man リンクがおかしいので https://t.co/FVbcr2bfiQ
@honjio69 @yuruyurumasui 椎体後面複合体を大きく確認できるところは椎間間隙も広いので穿刺がしやすく、見えないところは困難が予想されるので最初から選択肢として外しておきます。椎弓板までと椎体までの距離がわかりますから、針が何cmでだいたい到達し、何cmまですすめたらいけないかわかります。https://t.co/PJti20i9yR
@makoron_masui @ma_suica エコーを使われるといいかもですね。コンベックスがよいかと。 https://t.co/PJti20zcAR

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