著者
荻野 祐一
出版者
日本臨床麻酔学会
雑誌
日本臨床麻酔学会誌 (ISSN:02854945)
巻号頁・発行日
vol.33, no.5, pp.775-780, 2013 (Released:2013-11-09)
参考文献数
15

FiRST(Fibromyalgia Rapid Screening Tool)は,線維筋痛症(FM)を効率よく検出するために開発され,6項目の「はい・いいえ」で答える簡単な問診から成る.原著者から許可を得たのちFiRST日本語版を作成し,原著と同様に5項目以上陽性(「はい」と答える)をCut-off値とすると,FiRSTの全項目において,FMと他の慢性痛疾患群との群間比較で有意差を認め,感度は100%,特異度は71.6%であった.FiRSTは,線維筋痛症の実体をよく表していると考えられscreening toolとして有用であるが,diagnosis toolとしては力不足である.

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Jensenらは #線維筋痛症 患者における #認知行動療法 の治療効果が前頭前野 prefrontal cortexの活動と相関を報告今後の方向性 #慢性痛 に対する主観的評価(アンケート)と客観的評価 (脳 MRI)研究を連結させ社会的背景を含めた多面的な #慢性痛評価 の構築が望まれる 引用元 https://t.co/wC9YzHQ1uZ https://t.co/NM9CPeuKQs
#痛み外来 における #線維筋痛症迅速検出法 荻野祐一 先生 https://t.co/elpSfPXwi3 #FiRST の全項目においてFMと他の慢性痛疾患群との群間比較で有意差 引用元 https://t.co/uo2YzrXpEE #線維筋痛症

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