著者
原 正彦
出版者
日本臨床麻酔学会
雑誌
日本臨床麻酔学会誌 (ISSN:02854945)
巻号頁・発行日
vol.42, no.1, pp.106-110, 2022-01-15 (Released:2022-03-03)
参考文献数
12

近年,高齢化に伴う医療需要の増加に,医療を支える若い世代の人口減少も相まって医療従事者の負担が激増しており,デジタル技術による医療の効率化が喫緊の課題となっている.われわれは治療効率向上の観点から大阪大学における産学連携活動を通して仮想現実(virtual reality:VR)技術を応用したリハビリテーション用医療機器「mediVRカグラ」を開発した.本機器は運動失調や,歩行・上肢・認知機能障害,および疼痛の治療に応用が進んでおり,業務の効率化に加えて,その高い治療効果に期待が集まっている.本稿ではゲーム分野におけるさまざまな知見が,医療機器にどう応用され臨床効果につながっているのかについて概説したい.

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mediVRカグラ、ハンパねぇーー! https://t.co/9xTwtFnsNy #OPTA2022
ゲームがつくる患者の未来 ─リハビリにおけるVRゲーム技術の応用─ 原 正彦 https://t.co/wAF9tXLKW4
VRリハビリゲームmediVRの対象(適応?)症候及び疾患一覧、初見な気がするけどめっちゃ幅広くてワクワクするな〜 ゲームがつくる患者の未来 -リハビリにおけるVRゲーム技術の応用- https://t.co/5R7j53xANy
大学に入った時の同期が書いている論文です。 某県のゲーム条例作った人たちは、これを見てなんというのでしょうかね。 https://t.co/2T74dHE1nL
#日本臨床麻酔学会誌 に論文が公開されました。 一般の人向けの内容ですが、どうして小児や #高次脳機能障害、#MMSE 1桁レベルの #重度認知症 の患者でも非言語的にリハを促せるのか、という話になっていますので、そのあたり興味ある人是非ご覧ください~。 https://t.co/bJJsJIZWQl

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