著者
菅 弘之 能沢 孝 安村 良男 二木 志保 田中 伸明
出版者
THE JAPAN SOCIETY FOR CLINICAL ANESTHESIA
雑誌
日本臨床麻酔学会誌 (ISSN:02854945)
巻号頁・発行日
vol.8, no.1, pp.1-10, 1988-01-15 (Released:2008-12-11)
参考文献数
21

収縮性の変化が心臓の酸素消費量に及ぼす影響は古くて新しい問題である. 我々は, この問題に新しい概念-収縮期圧容積面積 (PVA)-を用いて挑戦している. PVAは, 圧容積図面中の特定の面積であるが, 収縮によって発生する心臓の総機械的エネルギーを表すと考えられる. イヌ心臓を用いての実験では, 収縮性が一定なら, PVAは酸素消費量と直線的に良く相関した. 収縮性を高めると, この関係は酸素消費量を増すように平衡移動した. それは主として興奮収縮連関のための酸素消費量の増加による. この際, PVAに依存する酸素消費量は常にPVAの変化に比例することから, 収縮機構そのもののエネルギー効率は不変と考えられる.

言及状況

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燃焼機関ではないので熱を効率的というのは不適切な気がしますが https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjsca1981/8/1/8_1_1/_pdf 文献がありますが、私は読む気になりませんでしたw

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@mochan7_ 基本的には心筋酸素需要は血圧と脈拍に比例すると言われておりますが、心収縮でも上がる、という報告はこちらになります。 https://t.co/Bpz1AnofR7

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