著者
橋本 健史
出版者
一般社団法人 日本フットケア・足病医学会
雑誌
日本フットケア・足病医学会誌 (ISSN:24354775)
巻号頁・発行日
vol.4, no.1, pp.22-27, 2023-01-31 (Released:2023-01-31)
参考文献数
15

直立二足歩行を支える足関節,特に後足部の距腿関節, 距骨下関節およびショパール関節に焦点をあて, 機能解剖を検討した. 距腿関節は脛骨天蓋と腓骨がつくる溝に距骨がはまり込む蝶番関節である. 骨性に安定した関節である反面, 内果傾斜角の増大など, その構造に変形が生じると変形性関節症を生じる. 距骨下関節は距骨底面の楕円凹面と踵骨上面の楕円凸面がつくる顆状関節である. 荷重時には, 距腿関節では底屈, 内がえしが生じ, 距骨下関節では背屈, 外がえしが生じるというまったく逆の動きをする. ショパール関節は距骨と舟状骨がつくる距舟関節と踵骨と立方骨がつくる踵立方関節からなる. 後脛骨筋が収縮して内がえしとなると, 距舟関節と踵立方関節の運動軸が交叉して足の剛性が高まり, 安定した足となる. 逆に長腓骨筋が収縮して外がえしとなると, 2つの運動軸は平行となって, 足の剛性が低下して柔軟な足となる.  後足部の腱には, 後脛骨筋腱の内果後方部とアキレス腱の停止部付近に血管の少ない阻血領域が存在する. 加齢や使い過ぎによって, この部位に血流障害が生じやすく, 後脛骨筋腱に障害が生じたときは, 後脛骨筋腱機能不全となり, 扁平足変形となる.

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