著者
夏目 淳 大野 敦子 山本 啓之 城所 博之 沼口 敦
出版者
一般社団法人 日本神経救急学会
雑誌
Journal of Japan Society of Neurological Emergencies & Critical Care (ISSN:24330485)
巻号頁・発行日
vol.31, no.2, pp.22-26, 2019-08-23 (Released:2019-08-24)
参考文献数
5

救急・ICU管理において脳波モニタリングが有用な疾患として,感染などを契機に発症する急性脳症がある。「二相性発作と遅発性拡散能低下を示す急性脳症(AESD)」と呼ばれる急性脳症は,発症時は熱性けいれん重積と鑑別が困難で,数日後に二相目の発作群発が起こるとともに高度の大脳白質の浮腫が出現する。発症時のMRIでは異常がみられないため,早期の熱性けいれんとの鑑別のために脳波が重要である。またICUで鎮静下に治療を行うため臨床観察のみでは発作の診断が困難で,脳波モニタリングが治療の指標になる。近年は急性脳症に対して低体温療法を試みることが増えており,低体温療法中の脳波所見も知っておく必要がある。これらのICU脳波モニタリングにはamplitude-integrated EEGやdense spectral arrayなどのトレンドグラムが有用である。

言及状況

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#ヒゲジャーナル ERやICUにおける小児の痙攣や意識障害に対する脳波検査は診断、治療判定のみならず予後予測に有用だ。aEEGなどを用いたICUスタッフによる判定も有用である。 小児の急性脳症,熱性けいれん重積における脳波 https://t.co/tMCogGC8ot

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