著者
五十嵐 哲也 茅野 理恵
出版者
日本学校心理学会
雑誌
学校心理学研究 (ISSN:13465732)
巻号頁・発行日
vol.18, no.1, pp.43-51, 2018-09-30 (Released:2018-12-04)
参考文献数
29
被引用文献数
1

本研究は,小中学生の登校への動機づけについて,自己決定理論に則って測定することができる尺度を作成し,その信頼性と妥当性を検討することを目的として実施された。その結果,自己決定理論の4つの枠組みに沿った尺度が作成され,内的整合性,構成概念妥当性,併存的妥当性,交差妥当性が確認された。また,概ね自己決定性の高い登校への動機づけは小学生の方が高く,自己決定性の低い登校への動機づけは中学生の方が高いことが示された。

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自己決定理論(有機的統合理論)に基づいて登校への動機づけを測定する尺度を開発した研究。 小中学生が対象。4因子12項目。小中学生のいずれでも自律的動機づけが他律的動機づけよりも高いが、小学生の方がより高い傾向。 【論文】五十嵐・茅野 (2018) 学校心理学研究 https://t.co/orDwWVuskm https://t.co/8zt94S2KOw

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