著者
徳江 義宏 大澤 啓志 今村 史子
出版者
日本緑化工学会
雑誌
日本緑化工学会誌 (ISSN:09167439)
巻号頁・発行日
vol.37, no.1, pp.203-206, 2011 (Released:2012-03-14)
参考文献数
44
被引用文献数
5 2

都市域におけるエコロジカルネットワーク計画の生息地の連結性を検討する上では,動物が再移入可能な生息地間の距離に関する知見は重要である。本研究は,計画論的視点から生態特性が類似したグループ毎に移動分散の距離を検討した。体サイズ,移動手段に着目して,哺乳類,鳥類,爬虫類,両生類,昆虫類,クモ類,陸生貝類の各分類群について,生態特性が類似したグループを把握することができた。このグループは,広域,都市域,地区の異なる空間スケールに応じたエコロジカルネットワーク計画の目標種の設定において,有効と考えられる。

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大型のカエル類は平均 100~200m で最大200m~1.5km程度,中型~小型のカエル類は平均100 ~200m で最大 200~600m 程度産卵場所 からの移動分散が可能と考えられる。 都市域のエコロジカルネットワーク計画における動物の 移動距離 https://t.co/Vi0f2jFTIS
畑の害虫というか昆虫はだいたい飛べるので、昆虫の発生場所からの移動距離や行動圏を調べていたら面白いレポートを見つけた。 https://t.co/RieBYRUgVn
@seeenaaa09 こちらの論文によりますと、産卵場所からの分散距離はアズマヒキガエルで平均200m弱最大1.5kmとなっておりますね。ほかの両生類についても数字が載っています。 https://t.co/A4wGo9R29g

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