著者
早川 大輔
出版者
日本野生動物医学会
雑誌
日本野生動物医学会誌 (ISSN:13426133)
巻号頁・発行日
vol.19, no.1, pp.9-13, 2014-03-31 (Released:2018-05-04)
参考文献数
17

わんぱーくこうちアニマルランドは高知市直営の公立動物園で,コンパクトなつくりの都市型施設である。当園は決して大きな動物園とは言えないが,その分地域に根ざした動物園として,開園以来動物の展示および園内外における野生動物の調査研究を通して高知市および県内における地域の動物の保全とその情報の集積と発信,そして市民の動物に対する正しい理解への寄与に努めてきた。今回はこれらのうち高知市および県内という地域に絞り込んで,これまで当園において,また当園が協力して行ってきた園内外における調査研究事例として希少動物の生息調査および園内における繁殖成功例,傷病保護鳥獣を用いた感染症モニタリングの症例,またそれらの市民への還元例として公共事業における保護事例や環境教育的事例について紹介する。

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動物園とフィールドを活かす -地域の動物園が求められていること、できること(第19回日本野生動物医学会大会自由集会Ⅰ)https://t.co/P54hP1xZnF 職員で組織するわんぱーく野生動物研究会により2000 年からヤマネを絶滅から回避させる方法を研究することを目的とし巣箱による生息調査を行っている

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