- 著者
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神崎 正英
- 出版者
- 一般社団法人 情報科学技術協会
- 雑誌
- 情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
- 巻号頁・発行日
- vol.67, no.12, pp.622-627, 2017-12-01 (Released:2017-12-01)
リンクするデータ(Linked Data)は,リソースの識別に用いられるURIをリンクとしても機能させ,データの連鎖を生むことで「データのウェブ」を構成しようという考えである。URI設計に作法が求められることもあるが,重要な点はアクセスしたらデータが取得できるようにするところにある。これを優先することで,語彙についてはデータ取得後に確認できるというRDFの利点を生かし,より柔軟なデータ提供と再利用が可能になる。JSON-LDのような緩やかな記述は,特定アプリケーション用のデータを無理なく外部からも利用できるようにし,分野を超えた新たな応用の可能性を開く。