著者
長谷川 幸代
出版者
一般社団法人 情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.70, no.2, pp.96-101, 2020-02-01 (Released:2020-02-01)

近年は,図書館の業務でも様々なデータを利用して利用者のニーズに応えることが期待されている。本稿では,ウェブを通したアンケ―ト調査の結果を分析した。公共図書館の利用頻度と他の公共施設及び他の図書館の利用頻度の間には,正の相関関係が確認された。しかし,公共図書館利用とインターネット閲覧時間との間には関連性が見られなかった。また,回答者の個人特性のうち,「外的没入」の度合は図書館利用とは関連が無いが,尺度の一部では有意な正の相関が確認された。公共図書館の高頻度利用者は15歳から24歳の年齢層に多く見られ,読書冊数が多いという結果が得られた。非利用層は,70歳以上に多く,読書をしない傾向が見られた。

言及状況

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@May_Roma >高頻度利用者は,公共図書館を「週に 2~3 回以上利用 する」という回答者 25 人とした。 性別は,男性 60.0%, 女性 40.0%であり,やや男性の方が多い。 年代は,15 歳 ~19 歳が最も多く 24.0%,次いで 20 歳~24 歳 20.0%と なった。 https://t.co/p2r03pGxz4 https://t.co/uYsXc4uOuX
会誌「情報の科学と技術」2020年2月号 事例報告:図書館の利用頻度に関連するものは何か ―他の施設利用,インターネット利用,個人特性との関連から考える―…長谷川幸代 https://t.co/R4l27EJgwn

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