著者
山形 知実
出版者
一般社団法人 情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.70, no.9, pp.464-469, 2020-09-01 (Released:2020-09-01)

災害時にも情報へのアクセスを守る手段の1つとして,学術情報のオープンアクセス化が考えられる。本稿では,まず出版社による災害時のオンラインコンテンツ無償公開を切り口として,学術研究の加速と成果の活用というコンテンツ公開の効果と,法的に適正な利用と経済的持続性という課題について指摘する。次に,オープンアクセスの進展が,研究者による学術研究と成果発信を取り巻く環境をどのように変化させ,図書館等が行う情報の収集・保存・提供の在り方に影響を及ぼすかについて述べ,オープンであることが1つのスタンダードとなりつつある中で,学術情報流通に関わる者が今後取り組むべきことを考察する。

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山形知実.特集:災害に備える,非常時における出版社によるコンテンツの無償公開とオープンアクセス.情報の科学と技術.70 (9),2020.9,p. 464 https://t.co/Rxaifr5Zlr https://t.co/JNGSAJRcKh
会誌「情報の科学と技術」2020年9月号 特集:非常時における出版社によるコンテンツの無償公開とオープンアクセス…山形 知実 https://t.co/V58Bqmi9s4

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