著者
丸山 隆一
出版者
日本神経回路学会
雑誌
日本神経回路学会誌 (ISSN:1340766X)
巻号頁・発行日
vol.27, no.1, pp.4-11, 2020-03-05 (Released:2020-05-07)
参考文献数
14

脳のなかにある860億個のニューロンは,いったいどのように私たちの感情,思考,そして「脳を理解したい」という気持ちを生み出しているのだろうか.そもそも脳を理解するとはどういうことなのだろうか.脳の理解を目指す研究者たちは,「脳の理解」をどのように捉え,いかなるアプローチを試みているのだろうか.筆者は非研究者であり,脳研究の「勉強」と「支援」という側面から,「脳の理解」に関心を寄せてきた一人である.そんな外野の立場から,「脳の理解」をめぐる現況の簡易な見取り図を描いてみたい.

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脳を理解するとはどういうことなのか:外野からの一考察 https://t.co/RbA21TxjKb
「問いを問う」はビジネスや行政はもちろん、学問そのものの内でも主題化しつつあるようだ。神経科学者たちが「脳を理解するとは」を議論していたり(ご参考:https://t.co/kneG9gg9MG)。もし多くの分野が「問いを問う」フェーズにあるのだとすれば、「対話型学術誌」は時宜を得ている。
丸山隆一 2020「脳を理解するとはどういうことなのか:外野からの一考察」『日本神経回路学会誌』 https://t.co/RV9S2RjPsa https://t.co/RHpkxZndtX
日本神経回路学会誌2020年3月号所収の拙文、「脳を理解するとはどういうことなのか:外野からの一考察」がJ-STAGEに掲載されました。現在は閲覧は学会員のみ、2021年3月からオープンアクセスです。https://t.co/cteHJaHsjq

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