著者
池内 与志穂
出版者
日本神経回路学会
雑誌
日本神経回路学会誌 (ISSN:1340766X)
巻号頁・発行日
vol.28, no.4, pp.151-161, 2021-12-05 (Released:2022-01-05)
参考文献数
92

脳を作るという夢に向かって,長年にわたって神経の培養技術が開発されてきた.初代培養に始まり,幹細胞分化などによって二次元上で神経回路を構築する技術が発展した.三次元技術の発展に加え,三次元幹細胞培養から自発的に生み出される脳の様な構造を持った組織(脳オルガノイド)の登場により,三次元神経回路を構築する研究が飛躍的に発展した.生物学と工学が交わって神経回路構築研究が発展している様子を紹介し,神経回路の機能獲得に向けた今後の研究の展望について議論する.

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ぱっと見出しみて 「脳解明するのならやはり組み合わせだよな?」 と思ったが実際そっち方面の研究も進んでいる模様(脳オルガノイド工学) でも脳みその"ようなもの"だから倫理的にはありなのだろうか?? [試験管内で脳は作れるのか?〜] https://t.co/y552ZdtlLH https://t.co/VJHyehRyZI

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