著者
中村 桂子
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.30, no.4, pp.293-300, 1987 (Released:2012-03-23)

本稿は, 第22回日本科学技術情報センター丹羽賞の授賞式における特別講演の収録である。生物を一つの情報システムと見なし, その仕組みを説く。例えば, 遺伝子でたんぱく質をつくると, 出来たホルモン, 酵素といった「物」自身がすべて情報を持つ。遺伝子は動くことなく, 情報を持った「物」が体中を巡ることにより, 生物のシステムは動く。このような生命科学の視点から, 情報を「心」と「物」とを結びつけるものとして考え直す必要があろうと問題提起する。

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中村桂子「生命科学を考える」 https://t.co/o9FZIJGXs2 南方熊楠は世界を「物」と「心」に分け、それらが交わる部分を「事」とよんだ。 この「事」とは今の言葉で言えば「情報」なのではないか。中村先生はそう語りつつ、生命科学の視点で人間と物とを結びつける「情報」を紹介している。

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