3 0 0 0 OA 情報の信頼性

著者
福井 逸治
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.37, no.8, pp.651-661, 1994-11-01 (Released:2008-05-30)

本稿は第172回技術情報活動研究会における講演を編集, 収録したものである。演者は毎日新聞社での記者活動および現在務める紙面審査に関わる職務の経験を基に, 新聞やテレビ報道における虚報と誤報のいくつかの事例を挙げながら, 情報の信頼性について様々な角度から分析を行った。虚報や誤報や事実を故意にねじ曲げた曲報など, 真実ではない情報がなぜ生まれたのか, その過程を解き明かすことによって, 情報の持つ不完全性を示した。そして情報とは主観の集大成であるとして, そのことを充分に認識して, 受け手は受け取る力を養う必要があり, 作り手もまた真実を追求する努力を常に行う必要があると説いた。それらを怠ると情報は, 人権侵害をも引き起こすことを, 具体例を挙げて示した。

言及状況

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情報の信頼性 —新聞報道における虚報·誤報— https://t.co/WQy8XLZe9c
@hajimaru2 テレ朝の報道局長が辞任に追い込まれたと記憶しています。もっとも死刑囚の臓器移植は事実だったようですが証人を出せない以上当然の成り行きでした。テレ朝の脇の甘さが印象に残っています。(終) RT:福井逸治「新聞報道 https://t.co/OXaxFVgq2U
@hajimaru2 (2)担当した「ザ・スクープ」という番組でこの問題を取り上げ、それを見た私は腰を抜かし、こんな報道をして大丈夫かと思っていたら、案の定中国政府の抗議を受け、(続く) RT:福井逸治「新聞報道における虚報・誤報ー https://t.co/OXaxFVgq2U
@hajimaru2 (1)田中信行「はじめての中国法」に、中国で死刑囚の臓器が臓器移植を待っている患者に提供されているとあります(37頁)。30年ほど前、テレ朝で鳥越俊太郎氏が(続く) RT:福井逸治「新聞報道における虚報・誤報ー https://t.co/OXaxFVgq2U

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