著者
小林 龍生
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.55, no.11, pp.802-809, 2013-02-01 (Released:2013-02-01)
被引用文献数
1

“本”を“本”たらしめている根幹は,紙葉を一定の順序で並べて固定化する製本という行為にある。EPUBでは,spine情報がこの製本という行為に相当する。本稿では,製本という行為の果たした役割を “本”の歴史と読文行為(文書を読むこと一般)の中で相対化することにより,電子化ネットワーク化された文書一般と電子書籍の関係を考察し,将来の電子書籍の在り方についての1つの可能性を示す。

言及状況

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[電子書籍][web][media] 小林 龍生氏

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[EPUB][電子書籍] 「将来の電子書籍とは,多様でしばしば混沌としたWeb文書の連鎖の中から,ある意図で切り取られ選び取られたドキュメントの,線形化された読みの軌跡となるであろう。」
これは後でじっくり。
[IT] Web文書と電子書籍 製本機能としてのspine情報 小林龍生

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“Web文書と電子書籍 製本機能としてのspine情報” http://t.co/LXvXYyANwr #o
("“本”を“本”たらしめている最後のよりどころが,製本(bindingもしくはreliure))にある,という確信は,“本”とはそういうものである,と措定することにすれば,今でも何ら揺らぐところはない",(小林: https://t.co/xY0SsLtm7P)) #c4ljp
(小林 龍生. Web文書と電子書籍 製本機能としてのspine情報. 情報管理 Vol. 55 (2012) No. 11 P 802-809. https://t.co/xY0SsLtm7P もあわせてどうぞ.) #c4ljp
とまあそのようなことを「Web文書と電子書籍 製本機能としてのspine情報」http://t.co/wMXIveZH を読んで考えました。
#sfcepub 『情報管理』2月号に書いた「Web文書と電子書籍--製本機能としてのspine情報」が公開された。http://t.co/yCiYaKRa

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