著者
西田 豊明
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.57, no.8, pp.517-530, 2014-11-01 (Released:2014-11-01)
参考文献数
27
被引用文献数
1 2

情報通信技術のべき乗オーダーの発展によってもたらされるデータ化とサービス複製によって,人間社会はこれまでとは大きく異なるものになろうとしている。基盤からサービスにわたる義務的労働から解放されて人間の自由度が飛躍的に高まる一方で,自分や社会に意義を見いだして活動する源泉となる人間力・社会力を高める新たな方策が必要であると考えられる。まず,このような社会的状況が生まれる背景となった情報通信技術の動向を俯瞰し,それがテクノロジー社会から人工知能(Artificial Intelligence: AI)社会への遷移を引き起こす可能性があることを示す。次に,AI社会への遷移は,人間社会にとって長い間の課題であった,義務的仕事からの解放をもたらす一方で,人間力と社会力が危機にさらされる時代になったことを指摘する。最後に,物語とゲームに注目した人間力と社会力強化のための新たな情報通信技術の方向を探る。

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その根源が(個人だけでなく集団も含めた)自己効力感であるとすれば,以前論じた人間力,社会力 https://t.co/GbcvZF6V58 もつながる.
J-STAGE Articles - 人間力・社会力を強化する情報通信技術 人工知能を中心に https://t.co/xdzlMG8b01
人間力・社会力の議論では,https://t.co/1eu6nRNQLS で引用しているGratton, Turkle,(+まだ読んでいませんが,今朝の朝日新聞の読書蘭掲載の「大格差」)で基調としている時代観を前提としています.ただし,結論については要議論だと思っています.
直観的には,「人間や社会が本来持っていると思われている,創造しようとする力や,助け合う力」という感じです.→ https://t.co/1eu6nRNQLS  RT @discoder_x: @toyoakinishida 人間力・社会力、という言葉の意味が全く掴めないのですが。
先の記事 https://t.co/sRQf5E7s0b 編集後記 https://t.co/pKTB5EVRAY でも薦めていただいていました.
最近考えていたことを情報管理誌(和文)に書く機会がありました.オープンアクセスですので誰でもfull textを読めます.お手すきのときにどうぞ https://t.co/1eu6nRNQLS もちろんご意見やご質問はいつでも

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