著者
高田 智和 矢田 勉 斎藤 達哉
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.58, no.6, pp.438-446, 2015-09-01 (Released:2015-09-01)
参考文献数
10
被引用文献数
1

変体仮名は平仮名の異体字であるが,現代の日常生活ではほとんど用いられていない。しかし,1947年以前には命名に使われ,戸籍など行政実務において変体仮名の文字コード標準化のニーズがある。一方,日本語文字・表記史や日本史学の学術用途においても,変体仮名をコンピューターで扱うニーズがある。そこで,活版印刷やデジタルフォントから集字し,学術情報交換用変体仮名セットを選定した。このセットには,変体仮名の機能的使い分けを表現するため,同字母異体も収録した。行政用途の変体仮名と合わせ,2015年10月にISO/IEC 10646規格への追加提案を予定している。

言及状況

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変体がなの使い分け。/今のフォントでは書き分けられない「と」と「と」が違う用途で使われていて、笑い話のオチを示す例など。同じ音が続くときに違う文字を使うのとか、語頭と語中で使い分けるの便利だったろうな
[変体仮名][文字コード]
[言語][記号][font] “活版印刷やデジタルフォントから集字し,学術情報交換用変体仮名セットを選定した。このセットには,変体仮名の機能的使い分けを表現するため,同字母異体も収録した”
[変体仮名][情報][文字コード]

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@hhttuuyyuu おお、ありがとうございます! 「変体仮名のこれまでとこれから 情報交換のための標準化」https://t.co/JSKCqdKFgW に挙げられているような語頭/語中語尾/助詞等の区分による変体仮名の使い分けは、そあん(soan)公式版にも実装済みですが、
変体仮名、合略仮名は,現在 出生届、帰化、登記 の いずれにも 使うことは できません。 くずし字の 基に なった 漢字 及び 代表読み(ひらがな、カタカナ)を 利用して 符号化する 方法も 有用かも。 古い 戸籍の データ化,及び 古文書の 翻刻(字訳)に 用いられます。 https://t.co/YVPwdjaE6n
@nue_of_k 確かに近代以降の表記では直交すると思いますが、語頭での区別や隣接回避、音価の区別などの役割はどうするのか気になります(聞きかじりですが) https://t.co/e9i8wHNtxE あと旧仮名遣いは濁点/半濁点を含めるのかとか、ゐ/ゑの扱いとか、ほぼ直交だけどわずかに関係していると感じるものはあります
@MC_such https://t.co/BnjRoqBJJG ソース見つけた、2章の図2
メモ: 変体仮名の機能的つかいわけなどについて。 「変体仮名のこれまでとこれから 情報交換のための標準化」, 高田 智和, 矢田 勉, 斎藤 達哉, 2015. https://t.co/zUM0oRDRC6
@22nodachi https://t.co/RSXsnVB2L4 調べたら多少はあるっぽいですよ
J-STAGE Articles - 変体仮名のこれまでとこれから 情報交換のための標準化 https://t.co/FSRsvZxx9w
https://t.co/aTjYwqBIJz 変体仮名といえば,これに出ている「とちぎり」の話が面白かった.原文を見てみたい
変体仮名のUnicode提案の話 / The past, present, and future of hentaigana : Standardization for information processing https://t.co/3GaaJWPEyE
文字種は明治期の活字等から選定。詳しくは『情報管理』の論文等を参考にするとよいだろうか。 https://t.co/IZWTPKzEdc #くずし字シンポ
高田智和、矢田勉、斎藤達哉「変体仮名のこれまでとこれから 情報交換のための標準化」情報管理 2015;58(6):438-446。 https://t.co/WIymBULIfI
変体仮名のこれまでとこれから 情報交換のための標準化 https://t.co/GIuFcE88gc へえ。俺はあんまり必要だと感じないけど、変体仮名のニーズは確かにありそう。古典の研究者とか熱望してるだろう。ひらがなの成立の理解のためにも興味深かった
変体仮名のこれまでとこれから 情報交換のための標準化|高田 智和 矢田 勉 斎藤 達哉 https://t.co/3JWWk7Ea1c /昨日ツィートしたPDFと同内容だが、こちらはHTML版。
“第2層の「字母」は,変体仮名の字源に当たる漢字のことである。変体仮名を扱う際には,字母を崩したものであるという意識をもって説明されることが,現代の平仮名よりも顕著である。” (https://t.co/DK4TENut9u)
変体仮名のこれまでとこれから 情報交換のための標準化 https://t.co/c4Y5DmIoAM
変体仮名のこれまでとこれから 情報交換のための標準化 https://t.co/4HLmgM7dWW
>変体仮名のこれまでとこれから 情報交換のための標準化 https://t.co/CV04tPm7l4
【スクープ!】2年後に平仮名が286字も増える! 日本語学会は、江戸時代までの本で使われた江戸仮名・変体仮名と呼ばれる、現代の私たちが一般に使う平仮名以外の文字を、国際規格であるユニコードに登録することを決めたそうです!... https://t.co/nXPHxOy06L
“変体仮名のこれまでとこれから 情報交換のための標準化” http://t.co/icWAAsrVaH
“変体仮名のこれまでとこれから 情報交換のための標準化” http://t.co/MQjg5OmbY0 #文字
SAT大蔵経テキストデータベース 人文学におけるオープンデータの活用に向けて https://t.co/DISUGRVtsU 変体仮名のこれまでとこれから 情報交換のための標準化 https://t.co/KqUkS3Xrmj
変体仮名のこれまでとこれから 情報交換のための標準化|高田 智和 矢田 勉 斎藤 達哉 https://t.co/ojigApynBF
そして、『情報管理』の同じ号には高田さんの変体仮名標準化の話も http://t.co/DNmMXEQUPI この号は関係者必読である。
JST「情報管理」9月号 変体仮名のこれまでとこれから:情報交換のための標準化 ひらがなの異体字である変体仮名は、行政実務と学術分野で使われており、本年10月にISO/IEC 10646 規格への追加提案が予定されています http://t.co/0CrQ5lDtuf

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編集者: Mitamimimimi
2020-07-11 01:27:17 の編集で削除されたか、リンク先が変更された可能性があります。

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