著者
北村 新 宮本 礼子
出版者
一般社団法人 日本作業療法士協会
雑誌
作業療法 (ISSN:02894920)
巻号頁・発行日
vol.38, no.1, pp.45-53, 2019-02-15 (Released:2019-02-15)
参考文献数
29

本研究では,脳卒中片麻痺者12名を対象に,彼らが生活のなかで麻痺手の使用・不使用にいたる主観的体験をインタビュー調査により明らかにした.分析は,戈木版グラウンデッド・セオリー・アプローチを用いた.結果,脳卒中片麻痺者は【麻痺を呈した身体での生活場面】のなかで,【麻痺手を使う必要性の実感】,【健側手で生活ができることの実感】,【意識的な麻痺手使用の試み】,【意識する他者の視線】という経験を通して,【麻痺手を使用する手段・場面の選択】と【麻痺手を使用しない手段・場面の選択】に帰結することがわかった.麻痺手使用を支援するうえで,対象者が行う作業の特性や,個人的意味づけを考慮した関わりが重要であると考える.

言及状況

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当たり前っちゃ当たり前か。 ぼくらが考えないといけないのは、対象者の方が麻痺手の使用の意義を自身で確認できることと使わないと、使えると思える課題の設定。 病棟で使ってくださいねと言うだけなら、誰でもできる。 改めて考えさせられた論… https://t.co/X3FKvVf0px
参考論文 https://t.co/k8NBkYxJSq
脳卒中片麻痺者が生活のなかで麻痺手の使用・不使用にいたる過程 https://t.co/AjyEYJQXEP

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