著者
埴岡 大輝 竹林 崇 竹内 健太 島田 眞一
出版者
一般社団法人 日本作業療法士協会
雑誌
作業療法 (ISSN:02894920)
巻号頁・発行日
vol.39, no.3, pp.333-340, 2020-06-15 (Released:2020-06-15)
参考文献数
25

Mirror Therapy(以下,MT)は,脳卒中後の上肢機能障害に対してエビデンスが示されてきた治療である.今回我々は,脳卒中による重度の上肢機能障害に対して,エビデンスが確立されている電気刺激療法やロボット療法などを複合的に実施したが,手指の随意伸展運動が全く出現しない症例を経験した.その症例に対して,回復期後期にMTを実施した結果,示指の随意伸展運動の改善を認め,麻痺手単独での課題指向型練習が可能となり,生活の一部で麻痺手を補助的に使用することが可能となった.MTの回復メカニズムに未だ不明な点はあるが,重度上肢機能障害に対するMTを併用した複合療法は,上肢機能の改善の一手段となる可能性がある.

言及状況

外部データベース (DOI)

Twitter (7 users, 9 posts, 39 favorites)

今月号の作業療法に載った論文です。重度の上肢麻痺の方に対面した時、僕らは『あらゆる手段を使って』アプローチを考えます。自分は◯◯セラピストだから、他の手法は使わない...と言った療法士中心のアプローチの提供をそろそろ終わりになるのでは?と個人的に思ってます。 https://t.co/8OE4mRE3nv https://t.co/pnqQvXbYcj

収集済み URL リスト