著者
衣笠 真理恵 吉川 ひろみ
出版者
一般社団法人 日本作業療法士協会
雑誌
作業療法 (ISSN:02894920)
巻号頁・発行日
vol.42, no.5, pp.564-571, 2023-10-15 (Released:2023-10-15)
参考文献数
27

脳卒中発症後3週から1年の作業遂行の質の推移について明らかにするため追跡調査を行った.遂行の質は発症後3週→1年の期間で統計上有意に向上していたが,一般的な機能回復曲線とは異なり上がり下がりを繰り返していた.個々のデータを見ると,心身機能が改善しても遂行の質が低下した者もあり,その逆もあった.6ヵ月→1年の期間は統計上有意な変化が見られなかったが,16名中6名の遂行の質が臨床上有意に向上しており,心身機能の低下した者が3名含まれていた.発症半年以降も遂行の質は改善するケースがあることが示唆された.遂行の質に着目することで,今まで捉えられなかったクライエントの変化を捉えることができる可能性がある.

言及状況

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Reading#30 機能面が向上しても、作業遂行が低下した方や、反対に機能面が低下しても作業遂行が向上した方がいたことが報告されていました。1年間、経過を追うと機能面と作業遂行の推移は異なる可能性があることは興味深いです。J-STAGE Articles - 脳卒中者の作業遂行の質 https://t.co/jKTflbqDGs
『作業療法』2023 年 42 巻 5 号 p. 564-571 [原著論文]脳卒中者の作業遂行の質 ─1年間の追跡調査─ https://t.co/SVUN1WIW7h

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