著者
野中 勝利
出版者
公益社団法人 日本都市計画学会
雑誌
都市計画論文集 (ISSN:09160647)
巻号頁・発行日
vol.51, no.1, pp.108-117, 2016-04-25 (Released:2016-04-25)
参考文献数
81
被引用文献数
5 1

本研究では、岩手県による岩手公園開設の契機、整備及び維持管理の経過と、その過程において長岡安平による公園設計やその意図が、どのように受け入れられていたのかを明らかにした。岩手県から招聘された長岡安平は、盛岡で現地踏査と公園の設計を行った。その後、工事の監理も依頼され、公園の開園式まで約五ヶ月余り盛岡に常駐し、専門家としての設計方針をもとに、整備を指導した。このように岩手県は長岡安平の設計を全面的に受け入れ、公園の整備では設計から施工まで長岡安平の意向が強く反映された。長岡安平は自らが主導した岩手公園の出来映えに満足し、自賛していた。岩手県は28年間、公園の維持管理をしたが、大きな施設整備や改造を行わなかった。長岡安平が設計、工事監理して開園した公園を継承する管理だった。

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おもしろい論文見つけた。公園設計のパイオニア長岡安平と岩手県による盛岡城跡の公園化を扱ったもの。近代における様々な城跡の在り方もまた、積み重なった歴史の一部なのだ。 野中勝利「岩手県による岩手公園の整備と維持管理における長岡安平による公園設計の受容性」 https://t.co/08HhubqaFY

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