著者
橋本 成仁 谷口 守 水嶋 晋作 吉城 秀治
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
土木計画学研究・論文集 (ISSN:09134034)
巻号頁・発行日
vol.27, pp.737-742, 2010 (Released:2017-11-29)
参考文献数
5
被引用文献数
2 8

住宅地内の道路などではドライバーは街路全体から受ける雰囲気からその道路に適していると感じる走行速度で運転しており、無意識のうちに安全な走行速度で走るような街路を実現することが安全な生活空間を形成する上で重要であると考えられる。そこで本研究では、主に岡山市内の街路54路線において合計1,906台の自動車の走行速度を実測し、速度と街路空間要素の関係を分析した。その結果、自動車の走行速度や速度のばらつきにどの街路空間要素がどれほど影響を及ぼすかを定量的に明らかにした。この結果は、街路空間の改良によって自動車の走行速度をコントロールし得ることを示唆したものと考えられる。

言及状況

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@SherlaneHalaran 橋本ら (2010) 街路空間要素が自動車走行速度に与える影響に関する研究 https://t.co/3RtZsiMKdY 「速度の減少に影響を与える要素として[…]路側帯カラーが大きく寄与」との報告。ただし「他の自動車や歩行者等に影響を受けたと想定される車両や大型トラック車両を無効サンプルとして除」いてます。
@BikeNextToYou 日本国内の研究(https://t.co/ExoACxnPWj)では、中央線(黄色)が無い道路では自動車の実勢速度が低いという分析結果もありますね。対向車がはみ出してくる心配が理由と推測されています。
デマとの指摘(https://t.co/f08MrQhWbM)があったのでもう一度スライドとその元になった論文(https://t.co/ExoACxnPWj)を読み直してみたところ、車の速度を予測するモデルでは確かに、歩道分離ダミー(正確には歩道の有無ではなく、「歩道にガードレール等の分離施設があるとき1,ないとき0」)には

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