著者
松本 拓巳 沙川 貴大
出版者
一般社団法人 日本物理学会
雑誌
日本物理学会講演概要集 72.1 (ISSN:21890803)
巻号頁・発行日
pp.2919, 2017 (Released:2018-04-19)

大腸菌は周りの化学物質の濃度勾配を読み取り、それに応じて方向性を持った運動を行う「化学走性」と呼ばれる能力をもつ。その機構は二変数の線形ランジュバン系で有効に記述されることが明らかになっている。我々はまず、情報熱力学の観点からメモリーに対して定義されるセンサー容量(sensory capacity)と情報熱力学効率の間に存在するトレードオフを導出した。そして実際の大腸菌においては情報熱力学効率は低い一方で、センサー容量は高いことを明らかにした。

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ヨビノリたくみ氏が動画で言ってた「大腸菌の化学走化性」の研究てこれか ( ´・ω・) https://t.co/UYJC96hpuY

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