- 著者
-
小山 貴之
中丸 宏二
相澤 純也
- 出版者
- 一般社団法人 日本アスレティックトレーニング学会
- 雑誌
- 日本アスレティックトレーニング学会誌 (ISSN:24326623)
- 巻号頁・発行日
- vol.4, no.1, pp.67-72, 2018-10-31 (Released:2019-01-26)
- 参考文献数
- 11
本研究は,大学アメリカンフットボール選手の可動性不良群38名と可動性良好群14名を対象とし,可動性の改善を目的としたエクササイズを週3回,12週間実施した.可動性不良群において,Functional Movement Screen(FMS)のスコアは,合計スコアとDeep Squat(DS),Shoulder Mobility Reaching(SMR),Active Straight Leg Raising (ASLR)に12週時点で有意な改善が認められた.SMRとASLRは可動性が必要な動作であり,本研究で実施したエクササイズにより,可動性の項目だけでなく複雑な動作パターンであるDSの改善にも寄与することが示唆された.