著者
菱本 明豊
出版者
日本生物学的精神医学会
雑誌
日本生物学的精神医学会誌 (ISSN:21866619)
巻号頁・発行日
vol.21, no.1, pp.39-46, 2010 (Released:2017-02-15)
参考文献数
36

アルコール依存とアルコール関連問題は医学・医療上の課題と社会・経済的課題とが複雑に絡み合い,きわめて広範囲・多岐にわたる分野からの解明,解決が急がれている。この項ではアルコール依存の生物学について概説した。アルコール依存の生物学的基盤はドパミンが介在する報酬系システムとグルタミン酸神経伝達系が介在する脳の可塑性, 記憶,学習の機構との相互作用が重要であると考えられている。

言及状況

外部データベース (DOI)

Yahoo!知恵袋 (1 users, 1 posts)

質問者の言われる麻痺については知らないのですが。ご参考までに。 アヘンなどオピオイド系麻薬は、受容体がはっきりしているのですが。 アルコールの作用機序は複雑で、アルコール受容体のようなものは無く、第一作用点については不明なところがあるようです。 昔読んだ書籍名を失念したので、アルコール作用機序について書かれた論文のURLを貼っておきます。ご参考になれば幸い。 アルコール依存 ...

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となるとある程度の血中アルコール濃度を常に維持していれば、細菌性の感染症を予防する効果が期待できるんじゃまいか。体質的に酒が合わない人は別として、気持ちが良い愉快な感染症対策になる可能性がある。ビールが無償で配布されたり保険が適用されたりする日が来るかも
そーだよね NMDA拮抗にオピオイド受容体作動 https://t.co/J1Ex5a9p9p https://t.co/MumxvzNutb
@et30346272 ですね…。 少し違う話で、アルコールがGABA受容体とベンゾジアゼピン受容体に影響するのは分かってるけど、本来の発火起点である特異的な基質として結合してる訳ではないので、なんで発火するんだ?みたいな論文見つけたので読んでます。 https://t.co/Dky3mRfkHF
ふむ、、、 https://t.co/ACgJKMecYy
@deccaime 昨今はアルコールが脳内の複数の受容体に(リガンドとしてではなく)影響を及ぼし各種神経の興奮性を変化させることが知られています。GABA神経系もアルコールの影響を受ける神経の1つです。 https://t.co/hp9GPenG7v なので「アルコールと同じレセプターに作用するので」はギリセーフではないかと。
若い頃に脳神経系のこのあたりのことを知っていたら、アルコールを飲むことはあまりなかっただろうなぁ。とくにBAGAA受容体の増強による脳幹神経系のバランスブレイカー効果は体に良くない。 → アルコール依存の生物学 https://t.co/hsM35JQLWI
あわせて読みたい「アルコール依存の生物学」 #memo https://t.co/o9MBAxHIvp
「(アルコールなどへの)依存の生物学的基盤としてはドパミンが介在する報酬系システムとグルタミン酸神経伝達系が介在する神経の可塑性や学習・記憶の機構との相互作用が関わっていると考えられる…」 菱本明豊「アルコール依存の生物学」(神戸大) https://t.co/P160yhtvtU
GABAA受容体にアルコール結合部位があるのは知ってたけど、特異的受容体は存在しないんだな https://t.co/HROTOMWnET これの見出し3つ目

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