著者
村木 里志 三星 昭宏 松井 祐介 野村 貴史
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集D (ISSN:18806058)
巻号頁・発行日
vol.62, no.3, pp.401-416, 2006 (Released:2006-07-20)
参考文献数
19
被引用文献数
1 3

交通バリアフリー法やハートビル法の施行により,公共施設や設備のバリアフリー化が進められている.このような背景から,近年,公共施設利用時に生じる身体的負担を定量的に表し,公共施設のバリアフリー度合いを示す手法が必要となっている.そこで本研究は,公共施設内のスロープ走行を模擬できるトレッドミルを用いて車いす走行時の酸素摂取量等を測定し,身体的負担の定量化を試みた.その結果,一定距離当たりの酸素摂取量は登坂勾配に対して指数関数的に増加した.車いす走行時の身体的負担と移動距離の組み合わせから見た推奨されるスロープの勾配基準は4.0%以下であった.また,スロープの勾配と酸素摂取量との関係等から,車いす身体的負担算出モデルを提案した.

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https://t.co/cpKetw7eQe 古いけどこれはどうかしら 難しいから読みこなし無理だけどね
スロープの基準が5%てキツすぎん!? と思って調べたのですが。 車いすによるスロープ走行時の身体的負担の定量化とその応用 https://t.co/Eq9RUTfuHS 5%勾配で酸素消費量が健常者歩行と同じぐらいだそうで、上半身だけで同じ出力を出さないといけないのでそらしんどいですわ…。 https://t.co/Dra3QuM6lP
車いすによるスロープ走行時の身体的負担の定量化とその応用 https://t.co/WISW1fdL29 推奨されるスロープ勾配基準は4.0%

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